マロは私のことを好きだと思います。
フクちゃんのことも好きだと思います。
同居人のこともたぶん好きだと思います。
マロに好かれるのはもちろん嬉しいことなのですが、反面、はた迷惑なこともあります。
そんなマロの愛情表現について。
私の場合
マロの私に対する愛情表現はほぼ「 呼び出し 」です。
「なーっ」と遠くで鳴いて私を呼びます。「なーっ⤴」と語尾が上がる感じです。
私が行くと嬉しそうに尻尾を振ります。
以下のような定型パターンが有ります。
部屋の窓
私の部屋の窓は南向きと西向きに二面有って、どちらもベランダに通じています。
その窓が閉まっていると、窓際まで来て「なーっ⤴」と鳴いて呼びます。
網戸はそのままにしてサッシだけ開けてあげると少し耳を澄ました後、満足してもう一方の窓へ向かいます。
その窓も同様に開けてあげると、満足してどこかへ行ってしまいます。
夏場や冬はそのままにしておけないので、マロが立ち去った後に窓を閉めるのですが、またいそいそとやってきては「なーっ」と呼び出します。無視してるといつまでも鳴いているので開けてあげると満足げに立ち去ります。
非常に冷暖房効率が悪いです。
朝食
朝、猫たちにご飯をあげた後、自分たちの朝食の準備をします。
ミルクかけのシリアルとトーストを食べるのが定番になっています。
このシリアルにかかったミルクを、マロがいつも飲みに来ます。
人間用のミルクはどうかと思うのですが、飲むのは少量ですし、オリゴ糖も入れてあるので許容してます。
ミルクを飲み終わるとぶるっと身震いしたのち、決まって玄関の方にトコトコ歩いて行きます。
そして、私が朝食を食べ始めると、玄関の方から「なーっ」と呼びます。
朝食を中断して玄関の方に行くと、廊下に寝そべってしっほをパタパタさせて「わきゃにゃん」と嬉しそうに鳴きます。
ホントに「わきゃにゃん」と鳴きます。
撫でてあげようとすると、そそくさとどこかへ行ってしまいます。何のために呼んだんだ...
これが毎朝の彼のルーチンになっています。
フクちゃんの場合
にゃーにゃにゃ、にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ、にゃにゃにゃにゃんにゃにゃにゃにゃにゃにゃんにゃん。
(彼ったら、いつもあたしの近くまで来て、舐めてくれるような素振りをしては噛みつくの)
猫語は厳しいので、ここから先は私が代弁します。
トイレ出待ち
フクちゃんがトイレに入ると、トイレからは少し見えないところにマロがそろーっとスタンバイします。
そして、フクちゃんが砂をかける音が聞こえてくると、マロはフクちゃんの様子を伺いながらお尻を振り振り準備をします。
にゃーにゃにゃ(ふう、サッパリ)もうええて
と、フクちゃんが歩いてくると、マロが「スキアリ!」と飛びかかります。
これ、なんなんでしょうねぇ。
ほぼ毎回やります。
フクちゃんの方もたまにマロのトイレ後を襲っていたりするので、猫の習性なんでしょうか。
彼らは人間のトイレ出待ちもよくやりますが、襲いかかるようなことはしません。
猫は誰かのトイレ後が好きなんでしょうか...w
噛みつき
マロはとにかく、フクちゃんを甘噛みします。
もう、挨拶がわりになっていると言っても過言ではありません。
フクちゃんと違って、マロは舐めたり舐められたりするのがあまり好きではないようです。
マロの方からフクちゃんに近づいて行く場合、十中八九、噛みつきます。
でも、これ、親愛の表現なんですよねぇ。
最初は甘噛みなのですが、そのうち興奮して本気噛みになってしまいます。
最近はフクちゃんも観念したのか、逃げるのが面倒くさい時は、自分から首を差し出します。おいおい
でも、やっぱり痛いのでしょう。逃げるフクちゃんと追うマロで運動会が始まってしまいます。
これだけだとフクちゃんに対しては単にいじめっ子なだけに思えますが、フクちゃんが体調を崩している時は決して襲いかからないので、やっぱり好きなんだと思います。
同居人の場合
同居人に聞いてみたのですが、マロは同居人にはただ甘えてくるだけで、特に迷惑なことは無いみたいです。
私が出勤した後、フクちゃんが寝に入るのを見計らって甘えてくるそうです。
何故かフクちゃんが起きていると甘えてこないという...。
意地張ってるのかな...
唯一、迷惑と感じるのは朝起こしに来ることらしいですが、それは私も同じですしよく聞く話なので、猫飼い主の宿命なのでしょう。
こうして考えてみると、マロの愛情表現というよりも単に欲望丸出しのようですが、きっと彼にとっては愛を確かめることが愛情表現なのでしょう。
そういうことにしておきます。